脂肪分解注射(カベリン)
カベリン(脂肪分解注射)とは
カベリンは脂肪分解注射の一種です。注射した部位の脂肪を分解し、体外へ排出します。腫れ・痛みを抑えながら結果が出るように開発された製品で、2年間の臨床研究でその効果と安全性が確認されており、FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けた成分です。
カベリンは脂肪細胞自体を分解・減少させるため、リバウンドしづらいのも特徴です。メスを使わずに、フェイスライン、二重あご、ボディなどの部分痩せを行うことができます。分解された脂肪は、尿や便中に排出されます。
カベリンには、FDA(アメリカ食品医薬品局)より脂肪溶解効果の認められている【デオキシコール酸】が高濃度に配合されています。その他、脂肪代謝を促進する【L‐カルニチン】、むくみ・腫れを軽減する【アンティチョークエキス】が含まれます。
デオキシコール酸
カベリンの主成分です。
脂肪細胞を破壊し、体外へ排出します。細胞の数自体を減らすため、再び脂肪が取り込まれるのを防ぎます。
L-カルニチン
アミノ酸の一種であるL‐カルニチン酸は、脂肪分解促進、代謝を促す働きがあります。L‐カルニチンが不足すると、脂肪が蓄積させやすくなります。
アンティチョークエキス
食材でも用いられるアンティチョークには、むくみ解消、脂肪燃焼促進の効果があります。代謝を促し、術後の腫れを軽減します。
他施術との比較、要点(目安)
カベリン |
BNLS製剤 | カベリンより高濃度のデオキシコール酸製剤 | |
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デオキシコール酸の量 | デオキシコール酸0.5% | 微量(0.02%など) | デオキシコール酸1% |
主な効果 | 脂肪細胞の破壊・減少 | 代謝促進によるサイズダウン(マイルド) | 脂肪細胞の破壊・減少 |
注射時の痛み・腫れ | 少ない | 少ない | 強い |
部位 | 頬、フェイスライン、 あご下、ボディ | 顔の細かい部位にも 注射可能 | あご下、ボディ |
ダウンタイム | 注射直後から半日程度のむくみ、腫れ | 術直後~数時間程度の むくみ、腫れ | 内出血、腫れ、痛み、赤みなど(1週間以内) |
頻度・回数 | 1~2週間おき 全4~8回目安 |
2~3週間おき 全4~8回目安 |
1ヶ月おき 全6~8回目安 |
治療回数、頻度
1~2週間おきに合計4~8回が目安
※単回使用も可能です
副作用・ダウンタイム
- 注射部位の腫れ、むくみ・・・注射直後から半日程度は多少の腫れ、むくみが生じる場合があります。薬剤は徐々に吸収されるため、翌日には気にならない程度に落ち着くことがほとんどです。
- 赤み・違和感・熱感・・・稀に腫れや赤みが生じる場合があります。熱感や圧痛は2~3日、赤みは2日~1週間程度で改善します。
- 内出血・・・稀に内出血が出る場合があります。消えるまでに1週間程度かかります。
診察時に詳しく説明致します。
当日のメイクは注射部位を避けて行ってください。
当日の洗顔、スキンケア、入浴は可能です。
注射を受けられない方
妊娠中・授乳中の方、18歳未満の方、注入部位の皮膚に異常がある方、重度の糖尿病や膠原病の方、注入する製剤にアレルギーの既往がある方、血管障害や循環不全のある方、抗がん剤治療を受けている方、過去に脂肪分解注射やBNLS等で異常が起こった方
治療例
フェイスライン
治療前
カベリン2A(16ml)2回後
カベリン2A(16ml)4回後
腹部
治療前
治療後
メーカー提供
こんな方におすすめ
- 二重あごでお悩みの方
- フェイスラインの脂肪、もたつきが気になる方
- メスを使わず、少ないダウンタイムで治療をしたい方
- 短期間で効果を実感したい方
- リバウンドしづらい脂肪分解注射を希望される方
- 身体の部分痩せ、セルライト減少をしたい方
カベリン(脂肪分解注射) 料金(税込)
カベリン1回あたり | 1A(8㏄) ¥33,000 2A(16cc) ¥59,400 |
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※1回あたりの最大使用量は16㏄です。
1Aまたは2Aを気になる部位に分けて使用することも出来ます。医師にご相談ください。
その他
診察料 | 初診料 ¥3,300 再診料 ¥1,100 |
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麻酔(必要時) | テープ麻酔 1枚 ¥330 クリーム麻酔 ¥3,300 クリーム麻酔一部分(5×5cm2) ¥1,650 |
- 初回は診察が必要です。再診時に診察をご希望されない場合、施術料のみとなります。
- 通常麻酔なしで施術が可能ですが、痛みが弱い方には麻酔の併用も可能です。
- 国内では未承認医薬品のため「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。