緊急避妊薬（アフターピル）
緊急避妊薬（アフターピル）
緊急避妊薬（アフターピル）とは
避妊を失敗した際、緊急避妊薬（アフターピル）を内服することで、望まない妊娠を避けることができます。コンドームが外れてしまうなどうまく避妊が出来なかった時、避妊具なしで性行為をしてしまった場合などに使用します。
アフターピルの種類や効果
アフターピルには大きく2種類あります。当院で採用しているエラは、レボノルゲストレルと比較し、より高い避妊効果を得ることができると報告されています。排卵を抑制する効果と、もし精子と卵子が受精した場合に受精卵の着床を防ぐ作用により、高い避妊効果を示します。
| 性交後からの時間 | エラ （ウリプリスタル） 妊娠率 |
レボノルゲストレル 妊娠率 |
|---|---|---|
| 0～24時間 | 0.9% | 2.5％ |
| 0～72時間 | 1.4％ | 2.2％ |
| 0～120時間 | 1.3％ | 2.2％ |
アフターピルを飲む場合は、性交後なるべく早く飲んだ方が有効です。飲むタイミングが遅くなると避妊効果が下がってしまいます。内服する回数は通常1回1錠です。
起こりうる副作用など
アフターピルを飲んだ後、ホルモンバランスが一時的に変化することによって嘔気や嘔吐、頭痛、乳房の張りなどの症状が生じる場合があります。通常は1日以内で自然に治るものですが、もしアフターピルを飲んで２時間以内に吐いてしまった場合はもう１錠追加で飲む必要があります。必要な方には予備分を処方することもできますので、診察時にご相談ください。
アフターピルには高い避妊効果があるものの、100％妊娠を防げるものではないため、当院では念のため、すべての患者さんに性交渉の3週間後以降に妊娠反応検査を推奨しています。
その他の注意事項に関しては、診察時に医師が詳しく説明致します。
料金（税込）
| エラ （ウリプリスタル30mg） （海外医薬品） | 1錠 （1回分）￥7,150 |
|---|
※処方には診察料が別途かかります（初診料¥3,300、再診料¥1,100）。予備用に複数錠処方することも可能です。
※エラは国内未承認薬のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
※医薬品のため副作用等があった場合でも、処方後の返品・返金は承れませんのでご了承ください。
